そして、ハワイ育ちの渡辺飛勇にも注目したい。身長は207cmを誇りポートランド大で過ごすと、今季からカリフォルニア大デービス校に編入。ポートランド大時代には当時ゴンザガ大の八村塁と対戦した経験も持つ。日本代表候補にもなっているが、NCAAの厳しい環境で経験を積めることは21歳の渡辺にとっても、そして日本のバスケ界にとっても財産となるはずで、渡辺の将来性にも大きな期待がかかる。

 渡辺は海外にいるが、シェーファーアヴィや平岩らがどんどんリーグのパワフルな外国籍選手とマッチアップすることでレベルアップすれば、海外勢に対抗できるビッグマンとなる可能性は十分。八村、渡邊雄太とともに日本のフロントコートの背負い、国内ビッグマンの底上げを果たして欲しい。(文/田村一人)