今年に負けない豪華メンバーも? ジャパンC、過去の「名勝負」最も印象深いのは…

2020/11/26 17:00

1992年のジャパンカップで奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー (c)朝日新聞社
1992年のジャパンカップで奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー (c)朝日新聞社

 いよいよ日本競馬史上初めてとなる3頭の三冠馬たちの直接対決、第40回ジャパンカップ(11月29日・東京競馬場)が間近に迫ってきた。一生に一度、お目にかかれるかどうかという世紀の一戦を心待ちにしているファンも多いだろう。

 過去にも多くの名勝負が展開されたジャパンカップでは、2頭の三冠馬対決が2回あった。最初は1984年の第4回。前年の三冠馬ミスターシービーと、この年の三冠馬シンボリルドルフが初めて激突するとあって、シービー派とルドルフ派がレース前から激論を交わすなど大いに沸き立っていた。

 さらに言うと、日本初の国際招待競走として1981年に創設されたジャパンカップでは、第1回で目立った実績のないアメリカの牝馬メアジードーツがモンテプリンスやホウヨウボーイら当時の日本最強クラスをあっさりと沈めて日本レコードで快勝するなど、第3回まで外国馬に優勝を独占されていた。そのため「シービーとルドルフでも勝てなければもう無理」、「今度こそ日本馬の勝利を」というファンの願いも三冠馬対決の盛り上がりを後押しした。

 結論から言うと、三冠馬対決で先着したのは年下のシンボリルドルフだった。ただし日本馬初のジャパンカップ勝利の栄光を手にしたのは、大逃げを打ってそのままゴールに飛び込んだ伏兵カツラギエース。ルドルフは3着とキャリア初黒星を喫し、ポツンと離れた最後方からレースを進めたシービーは10着と大敗。史上初の三冠馬対決は意外な幕切れだった。

 2回目となるジャパンカップでの三冠馬対決は2012年。前年に牡馬三冠を達成したオルフェーヴルが、この年の牝馬三冠を制したジェンティルドンナと激突した。フランスへ遠征してG1凱旋門賞2着と好走した直後のオルフェーヴルは、直線で先に抜け出していたジェンティルドンナに並びかけてマッチレースに。馬体がぶつかるほど激しいたたき合いの末、軍配はハナ差でジェンティルドンナに上がった。

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「平成三強」の記憶に残る名勝負

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