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人気のリノベ物件に「落とし穴」? 購入したのにすぐ建替えも 

渡辺圭彦dot.
リノベ再販物件の場合、耐震補強や建替えの情報は事前に得ておきたい。※写真はイメージです((c)Getty Images)

リノベ再販物件の場合、耐震補強や建替えの情報は事前に得ておきたい。※写真はイメージです((c)Getty Images)

 きれいな中古マンションを割安に入手できる「リノベ再販」が人気だ。しかし気をつけないと意外な「落とし穴」も…。組合の理事に選任されて困っている人や、運営に頭を悩ませている人の悩みに応える「資産価値を守る!マンション管理・修繕・建替え大全2021」(週刊朝日MOOK)から、抜粋して紹介する。

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 近年、不動産業界では、「リノベ再販」が重要なキーワードになっています。正確には「中古マンション買取再販事業」といい、中古の分譲マンションの住戸をリノベーションして中古市場を活性化させようという取り組みです。

 不動産会社としては内装や水回りが劣化した中古物件をリニューアルして売りやすくする狙いがある一方、買い手としては新築物件よりも割安できれいになった住戸を入手できるというメリットがあります。

「ここ数年、工事費の高騰もあり、新築マンションに高値がついて手が届きにくくなっているという背景もあります。中古であればリノベをしても新築よりはるかに安く買えますし、リノベによって自分好みにできるという点も大きな魅力です」

 マンション再生事業で豊富な実績をもつ、旭化成不動産レジデンスマンション建替え研究所の副所長、大木祐悟さんはこのように説明します。

■予想外の耐震補強工事や建替えがあることも

 リノベ再販は、中古物件に新たな価値を生み出す事業として注目を集めていますが、中古物件ならではの「落とし穴」にも注意する必要があります。

「高経年マンションの場合、大規模修繕の際に耐震補強を行うことになったり、建替えが行われたりする場合があります。せっかくリノベした住戸を購入したのに、間をおかずに新たな出費が生じてしまうケースがあるのです」(大木さん)

 耐震補強の場合、長期修繕計画には含まれていないことが多く、修繕積立金では足りないために数百万円という負担金が区分所有者に求められることが珍しくありません。


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