格闘家として致命的に思われるこの負傷だが、コナー・マクレガーも13年8月に同じ怪我を負っており、手術を経て翌14年7月に復帰。15年にフェザー級、16年にライト級王者となり、大怪我を乗り越えUFC2階級制覇を成し遂げている。

 MMA=総合格闘技でありながら、寝技に至らせず打撃の局面だけで国内選手を圧倒してしまう海。すでに海外強豪との戦いへ打って出る資格は十分と思えるが、万全な状態に戻った堀口を相手にどんな試合を見せるかでインパクトも説得力も違ってくる。

 15試合ほどが予定される大晦日「RIZIN.26」だが、真っ先に発表となったこの試合が他のカードを待たずメインとなるのが決定。外国人ファイターの出場が制限される現在、国内マットで見られる最高のカードであるのは間違いないだろう。(文/長谷川亮)