「義両親が葬式にも出たくないレベルで嫌い」と訴える40歳女性に、鴻上尚史が「ならば賢くなる必要がある」と切り出した今後の戦略 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「義両親が葬式にも出たくないレベルで嫌い」と訴える40歳女性に、鴻上尚史が「ならば賢くなる必要がある」と切り出した今後の戦略

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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 そのことで、夫との関係が壊れてしまう可能性が高いです。

 愛する身内の悪口を聞かされて、そうですかと受け入れられる人はなかなかいないでしょう。

 けれど、紫蘭さんは、子供を連れて「大嫌い」な義理の両親の家に行かないといけないんですよね。それを夫は望んでいるんですね。

 さて、紫蘭さん。僕が今から書くことは、我慢に我慢を重ねたんだけど、とうとう、夫に向かって「あなたの両親が大嫌い! 絶対に家になんか行きたくない! あなたの両親は最低!」と爆発してしまう最悪のケースを避ける方法です。

 もし、自分をだましだまし、月に何度か孫を連れて行く関係が我慢できるのなら、その関係を続けることを僕はお勧めします。

 例えば、孫を連れて行くけれど、紫蘭さんは「用事ある」と言ってすぐに去るのです。そして、後から迎えに行く、という方法を使います。

 この方法は、お子さんが小さいとなかなか使えませんし(その場合は、夫と一緒に行って面倒を見てもらいます)、やがて夫が「お前、俺の実家に行きたくないの?」と疑問を持ってしまう可能性も高いです。

 ただ、何回かに一回、この方法を使って、なんとか我慢するという方法もあると思います。

 けれど、どうしても我慢できそうにないと感じたら、僕はこうアドバイスします。

 紫蘭さんは、夫に自分の感情を知ってもらう必要があります。理解とか賛成、納得ではありませんよ。夫に、紫蘭さんの気持ちを知ってもらうことと、その感情は当然だと受け入れてもらうことは全然、違います。

「お葬式にも出たくないレベルで嫌い」と言っているだけでは、残念ですが、何も解決しないのです。

 まず、義理の両親が「嫌い」なのではなく、「苦手」だと意識を変えます。思わず、「あなたの両親が嫌いなの」という言葉が出るか、「あなたの両親が苦手なの」という言葉が出るかの違い、分かりますか。夫に与えるインパクトの差を考えるのです。

 そして、「どうして苦手になったのか?」を冷静に考えます。


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