続々と2世がデビューする中、今年に入りことさら注目を集めているのがTHE YELLOW MONKEY・吉井和哉の息子・吉井添や、Mr.Children・桜井和寿の息子・Kaitoの2人だ。現役ミュージシャンでいまもヒットを飛ばす大物バンドの2人の息子ということで、各メディアが大々的に取り上げているからだ。

「吉井添さんは現在、モデルとしての活動が中心ですが、醸し出す雰囲気が父・和哉さんにそっくりのイケメンなんです。未成年ながら妖艶な色気を持ち、往年のファンから若い世代まで大騒ぎとなっています。今後、じっくりと活動を広げていくそうですが、注目株ですね。一方、桜井和寿の息子Kaitoさんに関しては、ABEMAの恋愛リアリティー番組『オオカミくんには騙されない』に出演中で、恋リア人気とも相まって注目されました。ただ正直、『もっといいデビューの仕方があったのでは?』という声もあがるほど、そのポテンシャルの高さに驚きの声が集まっていますね」(同)

■2世でも才能で勝負する

 紹介した有名ミュージシャンたちは80年代後半から90年代にかけて一世を風靡したが、当時から20年以上が経ち、多くが円熟期を迎えるなか、子どもたちも立派に成人になっていったようだ。2世たちは親から受け継いだ才能や英才教育の成果もあり、みなイケメンに加えて一芸秀でた存在となっている。

「昨今の2世タレントの特徴は、特にそれを隠さず、親の威光も利用しないというところだと思います。ダウンタウン・浜田雅功さんの息子でベーシストのハマ・オカモトさんなどは、本人の意思で長らく父親のことを隠していましたよね。しかし、最近はどうせネットで話題になるからかとデビューしてすぐ公表するケースが多いのです。実際、吉井添さんが公表した理由も『SNSで息子だと拡散されたから』とのこと。まずは注目を集めるきっかけとして大いに役立っていますが、芸能界で2世というだけではもう生き残れないことは本人たちも重々承知でしょう。村上虹郎さんや宮沢氷魚さんも、父親の存在など関係なく、それぞれ独自の雰囲気を持って活動していますからね。今後、2世だけど才能で勝負するミュージシャンや芸能人が増えていくのではないでしょうか」(同)

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「2世」にネガティブ要素なしがイマドキ