おつまみ大豆と刺身を活用「鮭と大豆のシンプル炊き込みごはん」

 鮭の炊き込みごはんといえば焼き鮭用の鮭を使いますが、骨があるので子どもに食べさせるとなるといちいち「骨取って」といわれるのが面倒なので、刺身用のサクを使います。
私はいつも2~3合で作ります。洗米し、分量の水を加えたら鮭をのせ、炒り大豆(節分のときにまく豆です。スーパーのおつまみコーナーに売っています)を入れて炊飯器へ。炊き上がったら、塩を加えて混ぜ合わせればできあがり。

炊くときに昆布を加えたり、炒り大豆を炒り黒豆にしたりなどしてもおいしいです。

直径約20センチをハサミで切り分ける「えのき入り巨大蒸しバーグ」
 
 映えない見た目ですが、おいしくて家族に何度もリクエストされるメニューです。1つ1つ生地を丸めなければならない面倒なハンバーグ作りはもう卒業。1度に大きく作り、できあがったものをキッチンばさみで切り分けて食べます。キャベツの代わりにもやしにするともっと安くできます。

<材料>(3~4人分)
キャベツ1/4玉
豚ひき肉(大)1パック(500g)
えのき1~2袋
塩、こしょう、ポン酢 各適量

<作り方>
(1)えのきとキャベツはざく切りにする。
(2)ボウルに1のえのき、ひき肉、塩、こしょうを入れ、粘り気が出るまでよく混ぜ合わせる。
(3)フライパンに1のキャベツをしき、その上に2のタネをのせ、形を整える。
(4)フライパンのふちから水(分量外)を加え、ふたをして約15分タネに火が通るまで蒸す。
(5)ポン酢をかけていただく。

■シメのラーメン含めて3人分500円以下「ヘルシー水炊き」
 
 肉の代わりに油揚げを使う水炊き。ちょっと胃が疲れているな、というときにもおすすめです。また、私の作る鍋は、つゆを沸かし、そこにいちいち具材を入れる従来のスタイルではなく、最初から鍋につゆと具材を入れて火にかける“詰め込み”方式です。従来のスタイルだと、お母さんがいつまでたっても食べられないので、家族が一斉に食べられる“詰め込みスタイル”の鍋が生まれました。

 作り方は鍋にざく切りにした白菜、えのき、油揚げを入れて水を注ぎ、火にかけます。あとはポン酢でいただくだけ。シメにはゆでたラーメンを入れます。シメは最後に少しごま油を回しかけてから、ポン酢で食べてください。風味が加わりおいしくなります。

 もちろんシメは雑炊にしてもかまいませんが、めんどうだというときはここでもお茶漬けの素が活躍。鍋の最後のつゆには具材のうまみがすべて入っていますから、これでお茶漬けを作ってみてください。うまみあるだし汁をかけたお茶漬けになるのですごくおいしいですよ。(写真・文/スローマリッジ取材班 中田ぷう)