歯を失ったまま放置するのは危険! 不便を感じなくても起こる「負の連鎖」とは (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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歯を失ったまま放置するのは危険! 不便を感じなくても起こる「負の連鎖」とは

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『「かめる幸せ」をとり戻す』より(イラスト/ひのあけみ)

『「かめる幸せ」をとり戻す』より(イラスト/ひのあけみ)

 主なメリットは、入れ歯は自分で取りはずせるので、こまめに清掃できること。また健康保険が適用可能なものもあるため経済的といえます。

 一方、デメリットは、天然歯と比べるとかむ力が低く、そのため、よくかめない食品も出てくることです。また唾液が出にくくなる、味や熱い・冷たいなどの感覚が鈍ることなどです。

 歯を失った場合の選択肢の二つめは、「ブリッジ」です。

 失った歯を補う「人工歯」とその両隣の歯にかぶせる「クラウン」が一体となったもので、両隣の歯が支柱となることで人工歯が固定され、義歯のように取りはずしの必要もなくなります。

 ただし、ブリッジの構造上、失われた歯の両隣に歯がなければできません。例えば一番奥の歯が失われている場合には、ブリッジはできません。
 
 ブリッジのデメリットは、クラウンをかぶせるために両隣の健康な歯を大きく削る必要があることです。

 失った歯のかむ働きを両隣の歯が代わっておこなうため、残った歯への負担も大きくなります。さらに清掃しにくくなるので、両隣の歯の寿命を縮めてしまいます。

 一方、メリットは、入れ歯よりはかむ力が強いことや取りはずしが不要なことです。健康保険が適用可能なため、経済的でもあります。

 三つめの選択肢は、「インプラント」です。

 インプラントは、ほかの二つの選択肢に比べて、最も天然歯に近い存在です。「第二の永久歯」ともいわれます。

 失った歯の代わりに、手術であごの骨に人工の歯根(インプラント)を埋め込み、それを土台に「人工歯」を装着します。

 インプラントに使用される金属のチタンは、人間のからだと親和性が高く、骨と結合するという性質があります。そのため、人工歯をしっかり固定することができ、自分の歯のようにかめるのです。
義歯やブリッジのように残った歯に負担をかけることが少ないのもメリットです。
 
 デメリットは、基本的に健康保険の適用外のため(一部適用可能なケースも)、ほかの二つに比べて経済的とはいえないことです。

 加えて、外科手術をしなければならないこともデメリットかもしれません。そのために治療期間が長くなります。

※『「かめる幸せ」をとり戻す』より抜粋


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