水野美紀 チビの“職人技”と旦那が起こした奇跡 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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水野美紀 チビの“職人技”と旦那が起こした奇跡

連載「子育て女優の繁忙記「続・余力ゼロで生きてます」」

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水野美紀さん

水野美紀さん

イラスト:唐橋充

イラスト:唐橋充

 ブロワーとは、本来、落ち葉掃除などに使うためのでっかいドライヤーのような形をした機具である。スイッチを押すとものすごい風量でピンポイントに風を当てることができる。

 モデルが立ち位置にスタンバると、風師のお2人はその斜め前にしゃがんで、鋭い眼光でブロワーを構えたそうだ。

 勝負はものの3秒。

 監督の「スタート」の合図で、レールを移動するカメラの動きに合わせて、「カット」がかかるまでの、ものの3秒の間に髪を綺麗になびかせ終えなければならない。

 はたして「スタート!」の掛け声がかかった。

 モデルは押し寄せる風圧を覚悟してカメラ目線を決める。

 ブオーーーっとブロワーの音が響く。

 ヘアメイクAさんはモデルの顔に風が当たることで目が乾くのを心配し、目薬を各種用意していたそうだ。

 しかし、相当な強風が当たっているはずなのに、モデルは瞬き一つせずに涼しい顔をしている。

「あれ?」

 とAさんが思っていると「カット!」と監督の声。

 Aさんは目薬片手にモデルに駆け寄った。

 するとなんと「顔には全く風は当たっていない」と言うではないか。

 そして、モニターに今撮ったカットがスロー再生された。


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