そんな中で迎えたイレギュラーなシーズンで、ツアー2年目のプロに、彗星の如く現れヒロインとなった時と同じプレーを期待することに無理がある。

「渋野選手にはポテンシャルが十分ありますし、高い技術もあります。ゴルフはトライ&エラーの繰り返しで、成長ばかり続けるのは無茶な話です。私たちもそこを理解して、渋野選手のプレーを見届けていきたいですね」(中井プロ)

 昨季の渋野は、ボギー以上となった次のホールでバーディよりも良いスコアを出すバウンスバックでツアーNo.1となった。現在の渋野のゴルフは、ラウンドに例えると“ボギー”続きかも知れないが、もう少し試合数を重ねればクラブとスイングがフィットしてくるはず。プレーにおける“バウンスバック”は時間の問題だと願いたい。