しかし、後ろを見ていても何も変わらない。ドームには大型ビジョンなど、最新式の設備もどんどん採用されている。『大幸横丁』など、名古屋名物を堪能できるフードコートなど、食に力を入れ遠方からのファンにも人気を得ている。アイデア次第で時代に即した素晴らしい球場になれるポテンシャルは十分にあるというのも事実だ。

 そして何より大事なのはチームが勝つこと。選手、首脳陣など、現場は勝つことに集中する。球団やドーム側はニーズに合わせ、客が集まるために全力を尽くす。お互いが注力し継続することで、ドームに伝統と歴史が生まれる。ナゴヤ球場とともに、その名が未来永劫残るものになるはずだ。「ジーンと痺れさす」球場になって欲しい。