独走・巨人に待ったをかけるのは…後半戦に“逆襲の条件”整うチームは? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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独走・巨人に待ったをかけるのは…後半戦に“逆襲の条件”整うチームは?

西尾典文dot.
阪神・近本光司 (c)朝日新聞社

阪神・近本光司 (c)朝日新聞社

 何よりも大きいのが不振の山崎康晃に代わって抑えを任されている三嶋一輝の頑張りだ。8月は9試合に登板して全て無失点に抑えており、被安打3、与四球1という抜群の安定感を見せた。三嶋に繋ぐまでの7回、8回についてはまだまだ課題が残るものの、最後の1回を固定できたことは大きなプラスである。

 そしてDeNAを推すもう一つの要因が、離脱している選手の復帰による上積みである。投手陣ではエースの今永昇太、8月上旬まで防御率1点台という安定感を見せていた平良拳太郎、ルーキーながらデビュー戦で見事な投球を見せた坂本裕哉が現在戦列を離れているが、この三人が戻ってくれば先発ローテーションのやりくりは一気に楽になる。野手も新外国人のオースティンがようやく二軍で実戦復帰を果たしており、現在二軍で調整中のロペスとともにスタメンに戻ってくれば得点力アップも期待できるだろう。

 もう1チーム挙げたいのが阪神だ。チーム防御率は巨人に次ぐリーグ2位で、打率はリーグ5位ながらも1試合の平均得点は3位とリーグトップの打率を誇るDeNAを上回っている。まず大きなプラス要因が若手投手の台頭だ。先発では高橋遥人、リリーフでは馬場皐輔とドラフト上位で獲得した選手の存在が大きい。

 ともにストレートで打者を圧倒できるだけに、他の技巧派投手との相乗効果も生まれている。また開幕当初は不安定だったブルペン陣もスアレスとガンケルの新外国人二人が機能し始めてからは大きく改善した。顔ぶれは少しずつ入れ替わっても、投手力が大きく落ちないのはもはやチームの伝統と言っても良いだろう。

 そして攻撃陣では長打、ホームランの増加に尽きる。ここまで新外国人のサンズが13本、ボーアが12本の本塁打を放ち、開幕当初はベンチスタートが多かった大山悠輔も7月からは調子を上げて、昨年の14本に早くもあと1本と迫る13本塁打をマーク。この3人だけでチームの約2/3のホームランを放っている計算となるのだ。


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