自力で勝ち再び甲子園へ戻ってくる可能性はあるが、周辺状況を考えると平高の次回甲子園出場は現状、想像できない。しかし苦境下でも拳は決して下ろさず、次を目指す。この姿勢をみれただけで、平高が今大会に参加した意義を感じた。

 校歌にある『プラタナス』を目にするたび、『ツタ』の絡まる甲子園を思い出して欲しい。今後の活躍にも大いに期待したい。(文・山岡則夫)

●プロフィール
山岡則夫/1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌『Ballpark Time!』を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、編集・製作するほか、多くの雑誌、書籍、ホームページ等に寄稿している。Ballpark Time!公式ページ、facebook(Ballpark Time)に取材日記を不定期更新中。現在の肩書きはスポーツスペクテイター。