骨折してからじゃ遅い! 骨粗鬆症のリスクを調べる方法とは? (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

骨折してからじゃ遅い! 骨粗鬆症のリスクを調べる方法とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
伊波達也dot.#ヘルス#病気#病院
さまざまな医療スタッフが連携して病状を管理する「骨粗鬆症リエゾンサービス」

さまざまな医療スタッフが連携して病状を管理する「骨粗鬆症リエゾンサービス」

『新「名医」の最新治療2020』より

『新「名医」の最新治療2020』より

 年齢とともに骨の強度が弱くなる骨粗鬆症。放置するとちょっとした衝撃でも簡単に骨折してしまい、それが要介護の原因になることも多い。骨折後は次の骨折を起こす確率も高まるため、骨折の予防が重要だ。週刊朝日ムック『新「名医」の最新治療2020』では、骨粗鬆症による骨折の予防について、専門医に取材した。

【データ】骨粗鬆症にかかりやすい性別や年代は?

*  *  *
 骨折予防のためには骨粗鬆症の治療は重要だ。ところが、骨折を予防するための骨粗鬆症治療を受けている人は少ない。

「骨折する前に骨粗鬆症を見つけて治療することが重要ですが、骨折をして初めて骨粗鬆症と診断されるケースが少なくありません」

 そう話す伊奈病院副院長の石橋英明医師は、骨粗鬆症治療に力を入れ、「骨粗鬆症リエゾンサービス」というシステムを院内に導入している。

 医師を中心に、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士ほか、さまざまな医療スタッフが連携して、骨粗鬆症と骨折後の患者の病状を管理していくシステムだ。

 日本骨粗鬆症学会が、イギリス発祥の骨折リエゾンサービスを参考に導入した。イギリスの場合は、骨折後の次の骨折の予防に主眼を置いている。だが、高齢者の多い日本では、そもそも骨折しないように骨粗鬆症の段階から介入するリエゾンサービスが始まった。

 2014年10月からは、骨粗鬆症マネージャー認定試験も始動した。骨粗鬆症マネージャーとは骨粗鬆症に関する知識を持ち、患者の管理指導ができる専門スタッフだ。20年4月現在、3600人がマネージャーに認定されている。その内訳は、看護師が約50%、薬剤師と理学療法士がそれぞれ約20%ずつ、それ以外の職種が約10%となっている。

 現在、石橋医師のもとでは、14人のスタッフがリエゾンサービスの活動に従事している。骨折患者への2次骨折予防、市民講座での啓蒙活動、服薬指導、治療継続の指導などをおこなう。

「リエゾンサービスを導入している病院は、骨粗鬆症や骨折の予防に積極的な施設といえます。一度骨折した人の2次骨折予防もとても重要です。骨粗鬆症による骨折後は、次の骨折を起こす確率が高まります。薬物療法は骨折を概ね半分に減らす効果がありますので、大きな意味があります」(石橋医師)


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい