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女芸人バービー 下品ネタとは真逆な真面目さとスゴすぎる行動力

丸山ひろしdot.
女芸人バービー(C)朝日新聞社

女芸人バービー(C)朝日新聞社

■下着メーカーに自らプレゼンも

 さらに、自分への向き合い方からも、とてもキス芸をやる女芸人とは思えない一面が見えてくる。

「芸人バービーであるために、本名の笹森花菜が我慢していたことを全部やろうと思い、1週間休みをもらったことがあるとインタビューで明かしてました。そこで、自分を『因数分解』(紙にテーマを書き、連想されるさまざまな言葉を周囲に書いていく)し、利害関係なく誰かの役に立ちたいという答えが導き出されたそうです。バービーの場合、破天荒な印象もありますが、思いやりがあって前向きで思慮深い。人間としての魅力に溢れていて、たとえ芸風が下品でも視聴者は嫌悪感を抱かないでしょう。だからこそ、人気ラジオ番組の後任にも抜擢されるのだと思います」 

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、そんなバービーの魅力についてこう考える。

「キス芸や個性的なファッションはある程度デフォルメされた、あくまでバラエティ番組向けのキャラクターであり、過激さに眉をひそめる人もいるかもしれませんが、それもまた彼女のほんの一面にすぎません。近年高まりつつあるジェンダー問題に対する自分の考えや意見をしっかり持っており、また、自らの悩みやコンプレックスを原動力に下着メーカーにプレゼンを行ってブラジャーをプロデュースするなど、アイデアや行動力も抜群。それでいて、社会における自分の“役割”について常に考えて行動していると発言していることからも、繊細で思慮深く、バランス感覚に富んだ理知的な顔がうかがえます。7月からスタートしたラジオを通じて、もともと作家への憧れがあったという彼女の多彩なパーソナリティが幅広い層に受け入れられていけば、いずれは“女性芸人”という枠だけにくくられない独自のポジションを築き上げていくかもしれません」

 強烈なキャラクターで、お茶の間にその名を浸透させてきたバービー。今後は、肉食系一辺倒だけではない活躍を見せてくれそうだ。(丸山ひろし)


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