ジャニーズ事務所退所後も中居正広は安泰(C)朝日新聞社
ジャニーズ事務所退所後も中居正広は安泰(C)朝日新聞社

 7月18日にオンエアされた、10回目となるTBS夏の大型音楽特番「音楽の日2020」でジャニーズ退所以来、初めてMCを務めた中居正広(47)。番組ではKinKi Kidsや嵐などジャニーズ事務所所属の現役アイドルたちが多数出演するとあって、いつも以上に注目を集めたが、オンエア終了後から「中居くんの神MCぶりがすごかった!」とSNSなどで絶賛の声が相次いだ。ジャニーズに詳しいスポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

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「今回の歌番組ではKinKi Kidsや嵐を含む計14組を相手に、丁々発止のやり取りを披露しました。ジャニーズを退所しても変わらず後輩たちの面白エピソードを引き出し、番組を自由自在に進行させていましたね。『退所組との共演NG』は今のジャニーズ事務所はもう望んでおらず、それ以上に中居さんのタレントとしてのキャリアを考えると、退所して即番組を打ち切ったり特番MCから外すほうが不自然。結果的には、望むべくして良好な関係をキープしたまま、中居くんは退所後も安泰というイメージを植え付けることに成功したといえます。あれだけの人気アイドルをうまくまとめるのは中居くんしかいない、という事情も多分にあったかと思いますが……」

 同番組が放送されたのは、奇しくも三浦春馬さんの訃報が届いた日だった。そのため、公私にわたって親交が深かった城田優が目を真っ赤にしながらGReeeeNの『キセキ』を熱唱するという一幕も。それに際して中居は「いろんな思いが、この歌にこもってますよね」と優しいトーンでそう言葉を添えた。

「三浦さんと城田さんの関係を知らなくても、城田さんが極限状態の中で熱唱しているのがわかるようなステージでした。生放送ですし本来ならスルーしそうなところを、異変に気付いた視聴者へのケアも含めて、中居さんは多くは語らず優しくフォローした。三浦さんの訃報に関しては一切触れず、優しい笑顔と神妙な一言のみで場を仕切り、また通常の進行にさらっと戻るあたりも、さすがはベテランMCといったところでしたね」(前出の記者)

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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手越退所後の三人体制のNEWSにも真正面から質問