抜歯が必要になるときとは? 歯周病で歯を失ったときの3つの選択肢 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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抜歯が必要になるときとは? 歯周病で歯を失ったときの3つの選択肢

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日本歯周病学会,日本臨床歯周病学会dot.#ヘルス#病気#病院
(イラスト/渡辺裕子)

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 このように悪くなった歯だけに焦点を当てるのではなく、口の中全体のバランスを考えて歯を抜くか残すかを検討する必要があります。抜歯をする場合には、歯科医師の説明を受け、十分に納得した上で抜いてもらいましょう。

■抜歯したまま放置するのはよくないケースが多い

 歯を抜けたままにしておくと両隣の歯が歯のないほうに倒れてきたり、なくなった歯とかみ合っていた上(下)の歯(奥歯)が下(上)に出っ張るなどでかみ合わせが悪くなる危険性があります。かみ合わせが悪くなったために、過度な力がかかった歯の歯周病は進行しやすくなります。

 また、歯は噛む機能だけでなく、正しい発音、顔形のバランスを支える役割などを担っています。このため歯を補う治療がすすめられます。歯を補う治療には(1)「ブリッジ」(2)「入れ歯」(3)「インプラント」の3つの方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので特徴をよく理解した上で、選択しましょう。

■失った歯を補う3つの方法

(1)ブリッジ
 失った歯が1~2本で、健康な歯が多く残っている場合におこなう最も一般的な治療法です。失った歯の両隣に残っている歯を削って金属などをかぶせて橋桁にし、抜けた部分に人工の歯(ポンティック)をつけてセメントで合着します。

 支える両隣の歯は「支台歯」と呼ばれます。ブリッジの最大のメリットは人工の歯がこの支台歯でしっかりと固定合着されるため、噛むときの違和感がほとんどないということです。入れ歯のように取り外す必要もなく、天然の歯のように見えます。また、噛む力も入れ歯に比べ、高いといわれています。

 デメリットは、ブリッジの構造上、支えとなる両隣の歯がなければ治療が難しいということです。例えば一番奥に生えている歯を失った場合、支える歯は片側にしかないのでブリッジには向きません(片側だけで支える延長ブリッジという方法もありますが、固定力が劣ることなどから、例外的適応を除いて推奨されていません)。


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