木野正人(写真:本人提供)
木野正人(写真:本人提供)
きの・まさと/1968年12月2日生まれ。静岡県藤枝市出身。1988年に萩本欽一が司会を務めるテレビ番組「鉄きらリン530!!」の企画で結成されたアイドルグループ「CHA-CHA」(前身は茶々隊)で2年活動。その後、パフォーマンスを磨くため90年にジャニーズ事務所を退所し、単身渡米した。93年に帰国し、現在は自身の地元・藤枝市でダンスパフォーマー兼振付師として活動。主に田原俊彦の振り付けを担当している。現在の木野正人公式サイトはこちらから(写真:本人提供)
きの・まさと/1968年12月2日生まれ。静岡県藤枝市出身。1988年に萩本欽一が司会を務めるテレビ番組「鉄きらリン530!!」の企画で結成されたアイドルグループ「CHA-CHA」(前身は茶々隊)で2年活動。その後、パフォーマンスを磨くため90年にジャニーズ事務所を退所し、単身渡米した。93年に帰国し、現在は自身の地元・藤枝市でダンスパフォーマー兼振付師として活動。主に田原俊彦の振り付けを担当している。現在の木野正人公式サイトはこちらから(写真:本人提供)
ジャニーズ時代の木野正人現在の木野正人公式サイトはこちらから(写真:本人提供)
ジャニーズ時代の木野正人現在の木野正人公式サイトはこちらから(写真:本人提供)

「僕は今、これで終わりだと肩を落とすよりも、よく此処までやって来れたなとメンバー全員を讃えます。TOKIOの音楽活動が原動力となり個人仕事も沢山勉強させていただきました。最高のメンバーと幾つもの作品を共に作っていく中で自分達にしか出来ないモノを見つけることが出来たような気がします」

【写真】かっこよすぎる!ジャニーズ時代の木野正人はこちら

 TOKIOの長瀬智也(41)が7月23日、2021年3月末でジャニーズ事務所を退所し、TOKIOからも脱退することを公式ファンクラブサイトで発表した。事務所を退所後はフリーとなり、裏方のクリエーターとして活動していく。

 これに対し、同日にメンバーたちもファンクラブサイトでコメントを発表。「我々TOKIOは、長い時間をかけ様々な話し合いを重ねた結果、長年、共に歩んできました、メンバー長瀬智也の選んだ、新たな道に進む決断を尊重し、他のメンバー3人は彼の生き方、考え方を納得した上で、気持ち良く、彼を次の道に送り出す方向で話がまとまりました」とした。

 残る城島茂(49)・国分太一(45)・松岡昌宏(43)の3人は、「株式会社TOKIO」を設立し、ジャニーズ事務所の関連会社として運営していくという。

 両者が発表したコメントには、「最高のメンバー」「納得した上で、気持ち良く、彼を次の道に送り出す」と“円満退所”であることをうかがわせる文言が並ぶ。だが、昨年7月にジャニー喜多川氏が亡くなって以降、所属タレントの退所が相次いでおり、一部ではジャニー氏不在の事務所の”求心力の低下”を指摘する声もあがっている。

 かつて同じジャニーズ事務所に所属し、アイドルグループ「CHA-CHA」で活動していた木野正人(51)はどう考えているのか。

「確かにジャニーさんが亡くなった影響は大きいと思う。でもそれは事務所への不満とかではない。自分のアーティストとしてのレールを敷いてくれた人がいなくなって、それまでジャニーさんに相談していたことも自分で考えないといけなくなったとき、自分の人生を見つめ直すのは、自然な感情なんじゃないかな。

次のページ
「退所するからこそできることもある