続いて野手を見てみたいと思う。

高校卒野手:27人

浅村栄斗(2008年西武3位):3年目に137試合出場
中島卓也(2008年日本ハム5位):4年目に105試合出場
筒香嘉智(2009年横浜1位):3年目に108試合出場
今宮健太(2009年ソフトバンク1位):3年目に126試合出場
西田哲朗(2009年楽天2位):5年目に131試合出場
堂林翔太(2009年広島2位):3年目に144試合出場
山田哲人(2010年ヤクルト1位):4年目に143試合出場
後藤駿太(2010年オリックス1位):3年目に117試合出場
西川遥輝(2010年日本ハム2位):4年目に143試合出場
近藤健介(2011年日本ハム3位):4年目に129試合出場
桑原将志(2011年横浜4位):5年目に133試合出場
大谷翔平(2012年日本ハム1位):4年目に104試合出場
鈴木誠也(2012年広島2位):4年目に129試合出場
北條史也(2012年阪神2位):4年目に122試合出場
田村龍弘(2012年ロッテ3位):3年目に117試合出場
森友哉(2013年西武1位):2年目に138試合出場
若月健矢(2013年オリックス3位):4年目に100試合出場
上林誠知(2013年ソフトバンク4位):4年目に134試合出場
岡本和真(2014年巨人1位):4年目に143試合出場
植田海(2014年阪神5位):4年目に104試合出場
平沢大河(2015年ロッテ1位):3年目に112試合出場
村上宗隆(2017年ヤクルト1位):2年目に143試合出場

予備軍:5人

坂倉将吾(2016年広島4位):今季4年目
鈴木将平(2016年西武4位):今季4年目
清宮幸太郎(2017年日本ハム1位):今季3年目
安田尚憲(2017年ロッテ1位):今季3年目
太田椋(2018年オリックス1位):今季2年目

大学卒野手:11人

伊志嶺翔大(2010年ロッテ1位):126試合出場
秋山翔吾(2010年西武3位):110試合出場
俊介(2009年阪神5位):124試合出場
野間峻祥(2014年広島1位):127試合出場
中村奨吾(2014年ロッテ1位):111試合出場
高山俊(2015年阪神1位):134試合出場
茂木栄五郎(2015年楽天3位):117試合出場
石井一成(2016年日本ハム2位):114試合出場
京田陽太(2016年中日2位):141試合出場
辰己涼介(2018年楽天1位):124試合出場
中川圭太(2018年オリックス7位):111試合出場

 野手は高校卒が大学卒の倍以上という結果となった。大学卒の顔ぶれを見ても、完全にレギュラーに定着できたのは今のところ秋山、中村、茂木、京田の4人だけである。いかに野手の即戦力が少ないかということがよく分かるだろう。また高校卒は育成出身こそいないものの、3位以下で入団した選手が10人と4割近くを占めており、こちらも投手と同様に大化けしたケースは少なくない。

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今後は“高校生野手”の指名が増える?