「セクシークイーン」として有名なアン・シネ (c)朝日新聞社
「セクシークイーン」として有名なアン・シネ (c)朝日新聞社
「次世代セクシークイーン」と呼ばれるユ・ヒョンジュ(写真/gettyimages)
「次世代セクシークイーン」と呼ばれるユ・ヒョンジュ(写真/gettyimages)
ゴルフでもしっかりと成績を残したキム・ハヌル (c)朝日新聞社
ゴルフでもしっかりと成績を残したキム・ハヌル (c)朝日新聞社

 近年、欧米のゴルフ界を席巻してきた韓国出身の女子プロゴルファー。2000年代の朴セリ(米ツアー25勝、メジャー5勝)の活躍をきっかけに高まったゴルフ熱と、国を挙げた強化システムの中、ジュニア時代からの熾烈な競争をくぐり抜け、世界へ飛び出した彼女たちには高い実力と精神力が備わっている。日本のJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーにもこの10年、数々のプレーヤーが参戦してきた。その強さもさることながら魅力あふれる美貌で人気を集め、今では欠かせないツアーメンバーとなっている選手も多い。

【写真】イ・ボミだけじゃない アジアの美女ゴルファーが集結

 その筆頭は、やはりイ・ボミ。2010年に韓国のKLPGAツアーの賞金女王となり、翌年日本にやってきた「ボミちゃん」。2012年にJLPGAツアー初優勝を挙げると、その後、毎シーズン複数優勝を果たした。2015年は7勝と圧倒的な強さを見せ、文句なしのマネーリーダーとなる。このシーズンに獲得した2億3049万7057円は、男女合わせた国内ツアーの史上最高額となり、その記録はいまだ破られていない。身長158cmとけっして体格には恵まれていないものの、ゆったりとしたスイングから繰り出す正確なショットと安定した試合運びで、翌2016年も賞金女王に輝いている。

 それよりもファンの心を鷲づかみにしているのは「スマイルキャンディ」の愛称どおり、いつも絶えない笑顔だ。堪能な日本語と愛くるしい笑みで話しかけ、ファンとの交流を大切にするイ・ボミは、今やJLPGAツアーの顔になっている。努力を怠らず、謙虚さを忘れないプロとしての姿勢も、続く韓国プレーヤーや日本の若手選手に大きな影響を与えているだろう。

 イ・ボミと同じく1988年生まれ、同じく朴セリの活躍を見て育った「朴セリ・キッズ」であるのが、キム・ハヌル。2011、12年のKLPGAツアー賞金女王の実力者は、2015年から日本ツアーに参加した。初シーズンに1勝を挙げ、2017年までに通算6勝、そのうち2つは国内メジャーと位置付けられる公式戦での勝利である。

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