【二塁手】


1位 山崎裕之(ロッテなど):270
2位 井口資仁(ダイエーなど):251
3位 岡田彰布(阪神など):247

あまり強打者のイメージがない二塁手だが、実際の数字をみても他のポジションに比べると見劣りする。“長嶋二世”と呼ばれていた山崎がトップで、その後に井口、岡田が続く。井口は4年間メジャーでプレーしており、仮に日本でプレーしていたら確実にトップに立っていただろう。山田哲人(ヤクルト)も現役ながら昨年までに202本塁打を放っており、メジャー挑戦がなければ、歴代1位となるのはほぼ間違いない。

【三塁手】
1位 衣笠祥雄(広島):504
2位 長嶋茂雄(巨人):444
3位 中村剛也(西武):415

一塁手と同様に長距離砲が多い。トップの衣笠、2位に長嶋とレジェンドが並び、その後に現役の中村剛也(埼玉西武)が続く。中村剛也は今年で37歳とキャリアの晩年に入っているが、昨年も30本塁打を放っており、衣笠超えも射程圏内と言っていい。その他にも小久保裕紀(413、ダイエーなど)、中村紀洋(404、近鉄など)、原辰徳(382、巨人)、掛布雅之(349、阪神)ら球史に残るホームラン打者がずらりと並んでいる。

【遊撃手】
1位 宇野勝(中日など):338
2位 池山隆寛(ヤクルト):304
3位 真弓明信(阪神):292

内野の中で守備力が最も重要とされる遊撃手のトップは、中日で長年活躍した宇野。その後に、豪快なスイングで“ブンブン丸”と呼ばれた池山が続く。外野手としてのイメージもあるが、真弓は実はショートでの先発が最も多く、3位にランクインした。歴代最高の遊撃手との評価もある坂本勇人(巨人)は、昨年までに223本塁打を記録し、ショート部門では現在のところ豊田泰光(263、西鉄など)に続く6位。昨年は40本塁打とキャリアハイをマークし、まだ年齢も今年で32歳と若いだけに、ケガがなければトップ3に食い込む可能性は十分にある。

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左翼手、中堅手、右翼手は?