他にも京山将弥(DeNA・2016年4位)、アドゥワ誠(広島・2016年5位)、藤嶋健人(中日・2016年5位)などが既にある程度一軍で実績を残している。以前であれば下位指名で入団した高校卒の選手は、数年は二軍暮らしというケースが大半だったが、高校野球のレベルアップもあって、一軍への輩出が早まっていることがよく分かるだろう


 プロはドラフト指名順位ではなく入ってからが勝負。それを証明する山本のような選手が今後も続々と登場してくることを期待したい。 (文・西尾典文)

●西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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西尾典文

西尾典文

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。

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