答えは数字に表れます。

 私のアニメは公開して4カ月余りで、第6話までで累計150万回以上です。総集編や知育アニメも加えたアニメの総再生回数は250万回を超えます。ヒットコンテンツを作るには、相手の視点に立つことが最重要であり、それができると数字がついてくることを証明していると思います。

 ですが、実際には、相手の視点に立つことができない人が多いです。YouTubeで成功する人の割合が非常に低いのも、どうしても自分の考えや好きなことをしてしまうからです。いったん、相手の立場になって考える癖をつけるとうまくいきます。視聴者はこの動画を見たいと思うか、この動画をどんな時に見るだろうか、この動画を見てどう思うか、と考えます。
 
 たとえば取引先に連絡する際も、「いつがご都合よろしいですか」ではなく、「〇〇日もしくは〇〇日〇〇日、ご都合の良い日程はありますか」と尋ねるとやりとりがスムーズになります。納期が遅れたり、うまくいかないといら立つこともあるでしょうが、(相手にも何か事情があるのかもしれない)と相手の視点に立つと、キツい言い方をしなくても済みます。これらの気遣いは、仕事でもプライベートでも大切です。

 レジ袋が有料化されたことを店員に怒る方がいると聞きますが、自分のせいではないのに怒られる店員の気持ちを考えたら、頭ごなしに怒ることはしないはずです。

 最近はインターネット上でも現実でも、キレやすい人や他人にイライラをぶつける人が増えています。相手の視点に立つことは、仕事や人間関係を円滑にしたり、不要なトラブルを避けるためにも必要な思いやりです。

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なーちゃん

なーちゃん

なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数209万人、総再生回数13億回(2019年10月時点)を誇る。

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