じゃあどうするか?冒頭で語ったようにムーブメントにしていくしかない。ムーブメントになるっていうことはテレビ番組のスポンサーが黙っていないですよね。そこまでムーブメントを世論で起こして、芸能人でもアイドルでも芸人でもいいんだけど、そういう人たちが発信することで、若い世代が、都知事選の小池氏がどうだとか、山本氏がどうだとか言い出す。すると、そういうテレビ番組ができ出し、スポンサーも討論やれよってなる。盛り上がるってことは、いろいろなことが上がると思う。選挙があれば投票率も上がり、経済も上向きになる可能性だってある、何が生まれるかっていうといい世の中が生まれますよね。
みんながワイワイ言い合えるようにそれは理想だけど、そのために手っ取り早いのは、芸能人がどんな話題でもワイワイ話し合えるのが当たり前の世の中にする。どんな話題でもっていうのは、例えば、原発推進派でも反原発派でも意見がバンバン言えて、普通にテレビに出られるようにする。別に原発じゃなくても憲法改正賛成派、反対派でもなんでもいいんだけど、どちらかの意見を排除したりしないで、みんながワイワイ言い合えるようにする。それに対してスポンサーも何も言わない。そういう場をあえて作っていかない限りは、結局、何も変わらないと思う。
ワイワイ言い合うのに一番邪魔になるのが公職選挙法。あれにのっとっていると、選挙期間にはテレビで余計な事を言えなくなる。誰かひとりを取り上げてはダメで立候補者全員のことに触れなければならないから、そんなのテレビでは尺も食うだけだし、僕だってテレビ番組で都知事選のことなんて何も話さなくなるよね。いくらSNSを駆使した選挙戦って言ったって、公職選挙法があるせいで、選挙は盛り上がらないですよね。現職の政治家で何期もやっていて、なおかつ票を持っている人は、正直いらんことはしてほしくないと思いますよね。僕が票を持っている現職の政治家だったら「竹山、いらんことするな」って思いますよね。余計なこと言うんじゃねーって(笑)。
まぁ、選挙は結果が全てだから、小池さんは素顔が暴かれた本が20万部も読まれていたり、掲げた公約をほとんど守っていなかったり、コロナの対策で「それって、どうなの?」ってことがあっても、今回の都知事選で票が入ったということは「あれで頑張っていた」っていうのが都民の評価ということになる。みんなでワイワイ言い合わないと、ここ20年くらい、こういうことの繰り返ししてんじゃね?いまこそ変えるべきです。