■二塁手:ロビンソン・カノ(メッツ)★
通算成績:2570安打324本塁打1272打点、51盗塁 打率.302
次点:チェース・アトリー(フィリーズなど)
通算成績:1885安打259本塁打1025打点、154盗塁 打率.275
主要タイトルの獲得はないものの、2005年のデビューから常にハイレベルなバッティングを披露しているカノを選んだ。主にセカンドを守った選手としてはジェフ・ケント(ジャイアンツなど)に次ぐ歴代2位の通算ホームラン数を誇る。守備もハイレベルで2度のゴールドグラブ賞を受賞した経験もある。
次点のアトリーは、2000年代後半から2010年代にかけて黄金期を迎えたフィリーズの主力。カノ同様、セカンドながら長打力を持ち合わせた名プレイヤーだった。全力プレーも魅力で、野球に対する姿勢でも高い評価を受けた選手でもある。
■三塁手:アレックス・ロドリゲス(ヤンキースなど)
通算成績:3115安打696本塁打2086打点、329盗塁 打率.295
次点:エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズなど)
通算成績:3166安打477本塁打1707打点、121盗塁 打率.286
“Aロッド”ことメジャー屈指の長距離砲・ロドリゲスをチョイスした。レンジャーズ時代の2001年から3年連続でホームラン王に輝くなど、本塁打のタイトルは計5度獲得。通算の本塁打数は伝説の打者ベーブ・ルースに次ぐ歴代4位、打点は同3位とレジェンドクラスの数字を残した。禁止薬物使用のスキャンダルなどで晩年に成績を大きく落としたのが悔やまれる。
ベルトレは主要タイトルこそ本塁打王の1度のみだが、安打数は数多くの名選手を生み出したドミニカ共和国出身の選手として最多。Aロッドとは違い、キャリアの晩年も常に安定した成績を残し続けた。守備もレベルが高く5度ゴールドグラブ賞に選ばれている。
■遊撃手:デレク・ジーター(ヤンキース)
通算成績:3465安打260本塁打1311打点、358盗塁 打率.310
次点:ミゲル・テハダ(オリオールズなど)
通算成績:2407安打307本塁打1302打点、85盗塁 打率.285
名門ヤンキースの主力選手として長年活躍した“ニューヨークの貴公子”。通算安打数は歴代6位と素晴らしい成績は多いが、魅力はなんといっても大舞台の強さ。ポストシーズンの通算成績では安打数(200)、得点(111)、塁打(302)など数々の歴代最多記録を保持している。
テハダは2001年以降限定でいれば、ジーターに全く引けを取らない成績を残した名ショート。2004年にはリーグトップの150打点を記録するなど、ジーター同様に勝負強い打撃が目立った。身長は175cmと小柄だが、パンチ力も兼ね備えていた。