態度がコロコロと変わる人の評判は、必ず広がり、いつか自分に跳ね返ってきます。そんなときに、誠実な人のふるまいを見ることで、自分がいかに多くの人に支えられていたことを実感し、自らの傲慢さを顧みることになるでしょう。

 ここに書いたことは私自身の実感によります。過去に、こうした軸を持った素晴らしい友人・知人たちを大切にしてこなかったことを悔いています。

 後悔を反省につなげ、遅まきながらそういう人に近づきたいと日々精進しています。

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田村耕太郎

田村耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)/国立シンガポール大学リー・クアンユー公共政策大学院兼任教授。ミルケン研究所シニアフェロー、インフォテリア(東証上場)取締役、データラマ社日本法人会長。日本にも二校ある世界最大のグローバル・インディアン・インターナショナル・スクールの顧問他、日、米、シンガポール、インド、香港等の企業のアドバイザーを務める。データ分析系を中心にシリコンバレーでエンジェル投資、中国のユニコーンベンチャーにも投資。元参議院議員。イェール大学大学院卒業。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。著書に『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』(マガジンハウス)、『野蛮人の読書術』(飛鳥新社)、『頭に来てもアホとは戦うな!』(朝日新聞出版)など多数

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