派遣社員が見つけたコロナ禍での自由 正社員は「しんどそう」 (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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派遣社員が見つけたコロナ禍での自由 正社員は「しんどそう」

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山下泰平dot.#朝日新聞出版の本#読書
生み出したスペースに満足気に収まる山下泰平さん(写真提供:山下泰平)

生み出したスペースに満足気に収まる山下泰平さん(写真提供:山下泰平)

 過去の簡易生活者たちは、社会が良いなら良いなりに、悪いなら悪いなりに、やれる範囲で改善しようという姿勢で生きていました。社会は他人の集合体ですから、これも「自分」を基準にしようという考え方に少し似ているかもしれません。

 今回のコロナ禍は、社会に大きな影響を与え、私も色々思うところがありました。なんだかんだで派遣ですから、職場の業績が悪くなってしまうと、いつ切られるか分からない。これは不安ですね。

 もうひとつ、私も一時期、在宅勤務となりました。ところが自宅の机のサイズが60センチ×47センチという小さなもので、長時間作業するには流石に狭いし辛いなと感じました。

「自分が快適な生活を追求」し、「やれる範囲で改善」しようというわけで、机のサイズを拡大することにしました。再び在宅勤務になった際には快適に仕事ができる上に、環境を良くして自宅で出来る副業に力を入れてみるかという目論見です。

 まずはスペースを作るために収納を工夫し、家具の配置を変更しました。確保できたのは80センチ×55センチ、私の住んでいる部屋は狭いので、これでもギリギリです。さらに良い環境にするため、キーボードやモニタも選定しました。計画して調査検討し、少しだけでも生活をマシにする。簡易生活の基本ですね。

 机のサイズが変ったところで、問題が解決するわけではありません。それでも改善するための作業自体が面白く、実のところ机はまだ届いていないんですが、なんだかんだで不安感は消えちゃいました。

 こういうことを職場でやってみることから、簡易生活を始めてもいいんじゃないかなと思います。何本もあるボールペンを一本にしてみる、机の上をウェットティッシュで綺麗にしてみる、椅子の高さを徹底的に調整する、これなら他人の思惑はあまり関係ありません。

 これから世の中がどうなるかは分かりませんが、こういうふうにそこかしこを良くしようとしてみたり、飽きて放置してみたりしながら、今後も簡易生活的に暮していくのも悪くないかなと思っています。


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