ただ、僕は今回の会見で、真摯にというか、今までの思いを語っているつもりなので。今後のパフォーマンスをみないと、きっとファンの子も判断はできないと思う。だけど、僕の熱い思いだったりとか半端な気持ちでジャニーズを退所NEWSからの脱退を決めたわけじゃないよということは信じてほしいなとは思います。

――弁護士さんを立てるというのは、手越さんから言ったのではなく事務所側から言ったというので間違いない?

手越:ジャニーズ事務所から言われました。

――6月19日という退所の期限は、手越さん側から早めに辞めたいと言ったのか、それとも向こうから早くやめてくれと言われたのか、どっちだった?

手越:このことは僕から話していいのでしょうか。中のことは高野先生(弁護士)が全部やってらっしゃるので、お互いの弁護士間で。僕から話していいことには限界があると思いますので、ジャニーズ事務所との契約の中で、これ以上しゃべっていい、悪いがあると思うので。その後に僕に振っていただければ全然しゃべりますので。

高野弁護士:交渉というのは、お互いに事実認識に違いがあったので交渉に入ったわけですけど、その段階ではいつ辞めるかとか、どういう形で辞めるのかについては何の決まったこともなかったわけです。話し合いのなかでお互いに事実認識がどう違うのかについて、率直に話し合いをして、双方が納得のうえで円満に解除しましょうということになりました。

 手越さんのほうでは3月の段階で独立の話し合いを自らしたかったわけです。しかし、その後にコロナウイルスの騒動が起こったりして、誤解に満ちた報道がなされたりした形でジャニーズ事務所のほうから先にプレスリリースで一方的な形で芸能活動を自粛するというような宣言がされてしまった。その直後に、弁護士を入れて話し合いましょうというようなお話があって。それで交渉が始まったというのが経緯です。

 その段階ではいつまでにどうするか何も決まっていなかったわけですけど、お互いに誤解が解けたような形で、納得がいって、それぞれ条件も非常にスピーディーに話がまとまって、本当に平和的な形で話がまとまりましたので。それで早めて、19日の段階で合意解除にしましょうということで、お互いに合意をした。

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タッキーとは話をしていない