イッテQは僕の人生を変えてくださった番組だと思っているので、同じような時期の段階で、共演者の、ずっとお世話になっている内村(光良)さん、そして宮川大輔さんには、番組収録の時に、そういう思いと意志があるということは事前に話していました。サッカー番組のスタッフの皆さんに関しても、ジャニーズ事務所の話し合いとかの前から、「将来こんなことがしたいんだよね」「あんな夢があるんだよね」というのは、海外ロケとかに行くたびに、話してはいたんですね。

 もちろん、その時退所は決めてないですけど、どうやったら僕の将来の夢だったりとか、ビジョンがかなうのかな夢がかなうのかな、というのは、いろいろ相談には乗ってもらっていたので。サッカー番組のプロデューサーの方とかも、退所報道が出てからもやり取りはしてますけど、「きっと手越はずっと語ってたし、いつかこうなるとは思っていたけど。もちろんこの先も番組は一緒にやっていきたかったけど。でも俺らは、どんな形であれ手越の夢を応援しているから、手越と俺らが頑張っていれば、いつかまたどこかで運命が交わって、仕事できるタイミングが来るとは思っているから、頑張ってきてな」という暖かい言葉はかけていただきました。

――事務所を退所しても今までソロで出演してきた番組に出続けることもできたと思うが、現状ならないことをどう受け止めているか

 いや、もちろん個人になって出演させていただけるのであれば、喜んで出るし、変な話ノーギャラでも出たいし、それぐらい大切な。これNEWSも一緒ですけど、お金のためにやることって僕はないので、それぐらい、やっててとにかく楽しいと思っていた番組なので、それがかなうなら今でもやらせてほしいなと思いますし。今でも日本テレビさんも、もちろんジャニーズ事務所と深い関係だったりとか、いろんな関係が僕以上にあると思っているので、ジャニーズ事務所と日本テレビの話し合いで、手越祐也退所につきましてこの番組からいなくなるという判断を日本テレビとジャニーズ事務所間でしたとしたならば、そこには僕自身従わなければいけないし、でもそういう覚悟で僕は今回の独立を3月から決めていたので。

 もちろん悔しいし、悲しいし、イッテQでいつまでも海外ロケに行っていたかったし、クラブワールドカップのキャスターをいつまでもやってたかったし、という思いはありますけど。でもまあ、これからは自分がメディアというものを持てるので違った角度からの関わり方というのは、僕はできる自信があるので。そういうところで、今までお世話になったスタッフの方々には、恩返しをしていきたいなと。

 僕が今までいただいた借りや思い出や経験だったりは本当に特別なものであってたくさんあるので、そういうものには僕のこれからの活動で、「あ、手越がんばってるじゃん」と思ってもらえるように頑張っていきたいなと思ってます。

(AERAdot.編集部/飯塚大和)

>>手越祐也 ジャニーズ退所会見【全文(9 )】 「滝沢君と対立なんて一切ないし」に続く