次に、「プライベートな画像や情報を送るのは高リスク」が挙げられます。ネット上で知り合った相手に、だまされたり脅されたりして、自撮りした裸の写真を送ってしまうという被害。警察庁が発表した資料(「平成30年における子供の性被害状況」)によると、2018年の児童ポルトの被害者数は1276件。うち約4割が、自撮り画像を送るなどした被害です。大半が中高生ですが、小学生も19%が被害に。また、プライベートな情報(住まいや幼稚園の情報など)をアップすることも被害につながりやすくなります。

 SNSを介した犯罪の手口は多様で日々進化しているので、完全に防ぐことは困難ですが、ネットから子どもを守るために、普段からネットによる犯罪などがニュースになったとき、「どうしてあんな事件になったのだろう」と、親子で話し合い、子どもの自衛力を高めることが大切です。また、子どものこころに寄り添い、子どもが悩みを相談できる場をつくる。万が一トラブルに巻き込まれたときでも、普段から子どもに対して「どんな小さなことでも、困ったときは相談して」というメッセージを送り続けましょう。