「インスタには家族の写真を投稿することもありますね。今年の2月には両親と甥っ子との写真とともに、『久しぶりの甥っ子!!どんどんイケメン。父親が変な帽子。孫にランドセルを渡した両親が嬉しそうでよかった!』と、家族愛あふれるコメントが。1月には兄との写真を公開。シェフ歴24年だそうで、『兄がお店出しました! 1人でやってる小さなお店ですがよかったら立ち寄ってみてください』とつづっていました。ファンだけでなく、家族に対しても愛を感じましたね」(同)

■大御所芸人からも愛される社交性

 一方で、あの人気俳優とのエピソードも興味深い。前出の編集者は続ける。

「小栗旬さんとプライベートで仲が良いんです。2人一緒に出演したバラエティ番組で明かしてましたが、最初、小栗さんは藤森さんのチャラ男キャラが嫌いで、店でバッタリ会った時は小栗さんが全くしゃべらなかったとか。しかし連絡先を交換し、次第に小栗さんの自宅に行ったり、ゴルフをする仲になるほど意気投合。藤森さんは小栗さんのファンで『仲良くなりたいから頑張った』そうですが、あまりいい印象を持っていないところから仲良くなるのは性格がよい証拠でしょう。彗星のごとく登場してから15年経ちますが、今は仕事でもそんな人柄がプラスに繋がっていると思います」

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、藤森やオリラジについてこう分析する。

「オリラジは『武勇伝』のネタでデビュー直後に大ブレイクを果たしましたが、その後、人気が下降線をたどって低迷期を迎えました。その苦しい時期を乗り越えるきっかけになったのが、藤森さんが『チャラ男キャラ』でブレイクしたことでした。テレビ番組で、自分の過去の女性経験を軽いノリで明るく暴露したのが斬新でした。オリラジの全体的な戦略やネタ作りは中田さんが担当しています。一方、藤森さんは人当たりの良さと社交性を生かし、多くの芸能人とプライベートでも交流を深めています。同世代のタレントだけでなく、堺正章さんや和田アキ子さんなど目上の人にも愛されているのがすごい。オリラジを1つの国家に例えるなら、中田さんが政策担当で、藤森さんが外交担当。どちらも欠かせない存在なのです」

  バラエティ番組だけでなく、俳優業でも開花しつつある藤森。加えて、感じの良さがより視聴者に伝われば新たな形でのブレイクが期待できるかも?(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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