米国8万人ががん診断の遅れも コロナ禍で健康に関わるこれだけの心配事 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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米国8万人ががん診断の遅れも コロナ禍で健康に関わるこれだけの心配事

連載「ちょっとだけ医見手帖(山本佳奈医師)」

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山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員

山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員

写真はイメージ(GettyImages)

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 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「コロナ後の生活への様々な影響」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

【写真】手洗い促進ソングを歌うピコ太郎

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月7日に発令された緊急事態宣言。5月25日にようやく全国で解除となり、休業要請が段階的に緩和されつつあります。休校となっていた多くの学校も始まり、閉まっていた店も営業が再開され、街には活気が戻りつつあります。

 次第に日常に戻りつつあるとはいえ、新型コロナウイルスがいなくなったわけではありません。北九州市の小学校での集団発生や、新型コロナウイルスの感染者数の増加、新型コロナウイルスの病院内での集団感染の発生など、現在も一定数の感染者が発生しています。

 アジアや欧米の一部の国々で段階的な制限緩和が始まる一方、世界では、米国のジョンズ・ホプキンス大学の報告によると、5月30日時点で新規感染者数は13万4000人超と過去最多を更新し、世界の感染者は累計600万人を超えたといいます。ロシアやインド、ブラジルなどの中南米では、感染拡大が深刻化しているのです。
 
 初めに湖北省武漢で原因不明の肺炎の症例が確認されてから6カ月が経過した今、新型コロナウイルスが私たちの生活に及ぼした具体的な影響も報告されつつあります。新型コロナウイルスについて新たにわかってきたことも含め、ご紹介したいと思います。

 まずは、食生活に関する報告です。ベルギーのアントワープ大学の研究グループが、11カ国(オーストラリア, ベルギー, チリ, ウガンダ, オランダ, フランス, オーストリア, ギリシャ, カナダ, ブラジル, アイルランド)の約11,000人の消費者を対象に行ったインターネット調査によると、新型コロナウイルスの流行で家に閉じこもらないといけなくなった結果、スナック菓子やレストラン、デリバリーといった出来合いの食品を手にしなくなり、野菜や果物を購入し、家で料理をするようになり、より健康的な食生活を送るようになったといいます。


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