ナイナイ、極楽、ロンブー…「コンビの絆」が不祥事対応の明暗をわける (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ナイナイ、極楽、ロンブー…「コンビの絆」が不祥事対応の明暗をわける

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岡村の発言をきっかけにラジオにコンビで復活することになったナインティナイン(C)朝日新聞社

岡村の発言をきっかけにラジオにコンビで復活することになったナインティナイン(C)朝日新聞社

■雨上がりやチュートリアルの場合は?

 一方、昨年の闇営業問題で騒動の矢面にたったロンブー1号2号の田村亮を救ったのも相方の田村淳(46)だった。淳は芸人としての活動のほか、さまざまな個人プロジェクトを展開しているが、闇営業騒動を機に芸能事務所を設立し、ロンブー2人での再出発を誓った。

「ロンブーは、淳さんが亮さんを巻き込む形で結成しているので『責任は全部引き受ける』というスタンスなのでしょう。なんとなくイメージが湧きますが、復帰させるまでのやり方に関して、その手腕にはさすがという見方が広がっています。淳さんは相方不在の間も番組などで積極的に亮さんの名前をあげていましたし、うまく彼が復帰できる環境を外堀から埋めてきた。そして最後の仕上げが事務所設立の記者会見。鮮やかなプロデュース力を見せつけられましたね」(同)
 
 ナイナイ、極楽、ロンブーのケースはまさに「コンビの絆」がもたらした賜物だが、正反対になってしまったケースも。同じく闇営業騒動の矢面に立った雨上がり決死隊や所得税の申告漏れを追及されたチュートリアルなどの例だ。

「相方に救われる芸人はほんの一部です。活動再開したチュートリアル・徳井さんも謹慎中に相方の福田さんは1人で頑張っていましたが、コンビのために動いた印象は薄い。インパルス堤下さんの謹慎騒動も、チュートリアルと似たような感じでした。雨上がり決死隊にいたっては、すでにコンビは空中分解している状態です。ひとつ言えるのは、手綱をどっちが握っているかということなのかもしれません。宮迫さんの暴走を蛍原さんは抑えきれなかったんでしょう。ナイナイは暴走しがちな岡村さんに対し、矢部さんがいてはじめて成立するコンビだったと痛感しました」(同)

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、お笑いコンビの関係性にこう解説する

「お笑いコンビの関係性というのは、単なる友人でもなければ仕事仲間というだけでもない特別なものなので、一般人にはなかなか理解しづらいところがあります。コンビでの仕事が少ないと不仲説が流れることもありますが、真実は本人たちにしかわからない。一般論で言うと、仲がいいかどうかというよりも、それぞれがコンビで仕事をすることに意味があると思っている場合はコンビの活動が続くのに対して、そうではない場合は徐々にソロ活動が中心になっていく、という傾向はあります。岡村さんや亮さんのケースのように、コンビの片方が窮地に陥ったときこそ、そのコンビの真価が問われるというのは確かです。ナイナイやロンブーは一連の動きを通して、コンビとしての活動を大事にしているということが伝わってきました」

 長くコンビで活動する芸人は安心して笑えるというもの。視聴者やファンにいつまでも笑いを届け続けてほしいものだ。(今市新之助)


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