イギリスのカリスマ・ナニー、ジーナ・フォードさんによる『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える トドラー期のやる気グングン! 1・2・3歳の子育て講座』。おしゃべりや食事、着替えにトイレなどトドラー期の子どもが前向きにチャレンジするようになる魔法のメソッドとして、世界中のママやパパに愛読されています。そんなジーナ式について、マイペースな娘さんとの日々を綴った育児マンガで人気のもちこさんにゆる~く描いてもらいました。

【黄昏泣きの原因は?もちこさんの漫画はこちら…】

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 大きくなるまで続けていると歯並びや、顎の形に影響が出てしまうといわれている「指しゃぶり」。1歳を過ぎても習慣になっていて、そろそろやめてほしいな、という声をよく聞きます。

 最近3歳になった私の娘も続けていて、私も少し心配になっています。

 優しく「そろそろ、やめてみない?」と説得してみたり、指しゃぶりしている親指をそっと引き抜いてみたりしてみましたが、やめる気配は一向にありません。

 実は、私自身もかなり大きくなるまで指しゃぶりをしていました。はっきりと記憶があるので、たぶん4、5歳ぐらいまで。なんとなくクセになっているからという理由で、家のなかでゴロゴロしているときに指しゃぶりをしていて、今の娘と同じように、私も家族からやんわりとやめるように説得されましたが、どれも心に刺さらず、ズルズル続けてしまいました。

 私が指しゃぶりをやめたきっかけは、親指が長くなってしまったこと。成長して親指の爪が、のどの奥に当たるようになったのが不快になったからでした。自分の意思でやめたくらいですから、やはりかなり大きくなるまで続けていたのだと思います。

 中学生になって八重歯を治すために矯正したときに、歯医者さんに「あごが小さくて歯が収まっていないね」と言われたので、もっと早い段階で指しゃぶりを卒業していたとしても、歯並びは良くなかったかもしれません。

 赤ちゃんの生活リズムの整え方で知られている「ジーナ式」ですが、トドラー期といわれる1~3歳の子どもの接し方についての著書もあります。そこで紹介されている指しゃぶりを止めさせる方法が、“気をそらせること”。

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指しゃぶりの一番の原因は?