●2017年


<男子>水戸一(茨城)、前橋(群馬)、金沢泉丘(石川)、藤枝東(静岡)、岡崎(愛知)、膳所(滋賀)、神戸(兵庫)、福岡(福岡)、熊本(熊本)、宮崎大宮(宮崎)

<女子>旭川東(北海道)、八戸(青森)、盛岡一(岩手)、宮城一(宮城)、水戸一(茨城)、長岡(新潟)、富山(富山)、金沢二水(石川)、富士(静岡)、旭丘(愛知)、長田(兵庫)、松江北(島根)、山口(山口)、松山東(愛媛)、高知追手前(高知)、福岡(福岡)、宮崎大宮(宮崎)

●2016年
<男子>膳所(滋賀)、水戸一(茨城)、長田(兵庫)、松江北(島根)、前橋(群馬)、高知追手前(高知)、金沢泉丘(石川)、旭川東(北海道)、鶴丸(鹿児島)、北野(大阪)、宮崎大宮(宮崎)

<女子>富士(静岡)、盛岡一(岩手)、甲府一(山梨)、長田(兵庫)、松江北(島根)、八戸(青森)、旭川東(北海道)、福岡(福岡)、岡山操山(岡山)、富山(富山)、宮崎大宮(宮崎)、米子東(鳥取)、鶴丸(鹿児島)、高知追手前(高知)、金沢二水(石川)

 最近4年間に出場した公立進学校で、地域でもっとも古い学校の証しとして旧制のナンバースクールの第一中学校(一中)を名乗っていたのが、盛岡一、水戸一、甲府一、金沢泉丘、旭丘、北野、神戸(兵庫)、松山東、高知追手前、鶴丸である。

 一中という校名でなかったが、県内最古の学校で一中格といえるのが前橋、新潟、富山、山口、松江北、修猷館、宮崎大宮である。一中のライバルである二中(旧制第二中学校)を前身とするのが八戸、岡崎、膳所、米子東、岡山操山だ。三中には横手、長田が登場する。高崎女子、栃木女子、浦和一女など地域を代表する公立女子進学校も出場している。

 なお、私立、国立の進学校も顔を出している。たとえば、早稲田実業(東京)、修道(広島)、土佐(高知)は常連校であり、2016年大会には男女いずれも東京学芸大学附属(東京)、男子で広島学院(広島)が出場していた。

 2020年、インターハイ中止によって公立進学校の活躍を見ることができない。部員たちはたいへん残念がっている。新型コロナウイルス感染が早く終息し、山々で公立進学校山岳部員の雄姿を見たいものだ。

(文/教育ジャーナリスト・小林哲夫