“恋愛モンスター”安田大サーカスのクロちゃんが真実の愛を語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「お金」。他人に対し「奢る」のはあまり好きではないが、大好きな女性のためであれば惜しみなくお金を使うと話すクロちゃん。女性を口説くには、ある程度自分を裕福に見せることが必要だという。そんなクロちゃんが思いついた、ある演出とは?
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ボクは、お金にそこまで執着心ってないんだ。
ここ3、4年くらいでやっと貯金もするようになったけど、それまではお給料はもらった分だけ全部使ってたし、それぐらい豪快なのが芸人とも思っていたの。
ただ、ケチと思われるかもしれないけど、他人に「奢る」のは実はあんまり好きじゃない。
いくら事務所が同じ後輩芸人であってもできれば奢りたくはない。もちろんボクが可愛がっている芸人とかであれば全然いいんだけど、そうじゃないだったら一緒にご飯にいっても疲れるだけだし、正直楽しくないからね。それで最終的にお金まで払わされるなんて……割に合わないよ。
逆にこっちがお金ほしいって思っちゃう(笑)。
そんな風に思いたくないから、ボクはなるべく後輩芸人とはつるまないようにしてる。わざわざお金を使って損したような気分になるのが嫌なんだ。
芸歴も年齢も年上なのに安田大サーカスの団長なんて、一緒にご飯にいくと「お前も払えよ」って言ってくるから困る。同じグループだからなのか、ボクに対してはいじわるだよね?
そんな時は、団長の“後輩”で、ボクよりも“先輩”にあたる芸人を一緒に連れていくとその場は収まる。オジンオズボーンの篠宮さんとかね(笑)。そうなると、篠宮さんに変に気を使わせちゃうから、団長はボクに「払え」って言えなくなるんだ。
●女性を口説くためのポイントは“お金持ってる感”
奢るのは好きじゃないなんて言ってるけど、女の子に奢るのはもちろん大好き。
だって、太っ腹な面をアピールしておくと、ゆくゆくはその女の子と付き合えるかもしれないし、たとえ、付き合えなかったとしても女の子のネットワークって広いから、ボクの良い噂が広まる可能性だって十分にあるからね。