世界に目を向けると、西ドイツ代表のエースとして活躍した“爆撃機”ゲルト・ミュラーやユベントス、ミラン、イタリア代表でゴールを量産したフィリッポ・インザーギなどが「泥臭いゴール」を代名詞としたストライカーだった。現代サッカーにおいては、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに代表されるような「万能」を超えた「全能」の選手が華麗で豪快なゴールを数多く奪っているが、決して「泥臭いゴール」の価値と必要性は下がった訳ではいない。ゴールはゴール。今後もガムシャラにゴールネットを揺らす「泥臭いストライカー」の出現を期待したい。