私生活で困難を乗り越えていく杏の姿は、新ドラマでも共感を呼びそうだ。(C)朝日新聞社
私生活で困難を乗り越えていく杏の姿は、新ドラマでも共感を呼びそうだ。(C)朝日新聞社

《自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。利己と利他が循環するように、一人ひとりが今、できることを》
 女優の杏(33)が4月14日に所属事務所の公式YouTubeチャンネルで公開した動画には、そんなメッセージが添えられていた。

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 新型コロナウイルス感染症による外出自粛を受け、有名人たちが「#おうち時間」「#Stay Home」などのハッシュタグで歌やダンスなどの動画を公開しているが、杏は自宅の一室でギターを弾きながらフォークシンガーの加川良さんによる「教訓1」をカバーした。

「杏の透き通るような声と傍らで絵本を読む子どもの後ろ姿に視聴者は、ますます彼女にエールを送りたくなったと思います」(スポーツ紙記者)

 夫の東出昌大(32)の不倫による離婚問題、さらに追い打ちをかけるかのように明らかになった実母との裁判。そうした問題を抱えながらも杏は毎日、3人の子どもたちの育児に追われていることを思うと、余計に杏の歌声が胸に響くのかもしれない。

「一部では東出との離婚はゴールデンウイーク前後と報じられましたが、実母との裁判も係争中ということで、結論はまだ先になるようです。一方、仕事ではすでに来年のドラマ出演が決まっているとの情報もあります」(同前)

 杏は昨年7月期のドラマの『偽装不倫』(日本テレビ系)で4年ぶりに連ドラ主演を果たしたが、来年に予定されているのは2014年に放送され高視聴率をたたき出した『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の第3シーズンだという。

「昨年1月に『7月期に花咲舞の続編で復帰』と報道されましたが、実際は『偽装不倫』でした。『花咲舞~』は14年の放送で平均視聴率16.6%をマークし、翌年放送された第2シーズンは14.4%でした。コンスタントに2ケタの数字が取れるドラマはなかなかありません。日テレとしては、テレ朝の『相棒』や『ドクターX』のような続編でも再放送でも安定した数字がとれるコンテンツとしてどうしても手放したくないのです」(テレビ局関係者)

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宮本エミ

宮本エミ

芸能ジャーナリスト。新聞社、通信社を経て、Webメディア、週刊誌などで芸能、スポーツを中心に執筆中。

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