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【ひざの人工関節置換術】専門医に聞くセカンドオピニオンをとるべきケースは?

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 週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2020』では、全国の病院に対して独自に調査をおこない、病院から回答を得た結果をもとに、手術数の多い病院をランキングにして掲載している。病院ランキングだけでなく、治療法ごとの最新動向やセカンドオピニオンをとるべきケース、ランキングの読み方などを専門の医師に取材して掲載している。ここでは、「ひざの人工関節置換術」の解説を紹介する。

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 変形性膝関節症は、関節軟骨が擦り減って、膝関節が変形することにより、強い痛みや関節の動きの制限が起こる。リハビリ・減量・薬物治療などの保存療法が基本となるが、数カ月続けても強い痛み、ひざの曲げ伸ばしや歩行の困難が改善しない場合には、手術が検討される。

 初期なら、ひざの中にカメラの付いた関節鏡を入れ、内部の映像を見ながら変性した半月板や関節軟骨などを取り除く「関節鏡視下郭清術」が効果的だが、症状が再発することもある。

 おもな手術には、変形した膝関節を全部人工物に入れ替える「人工膝関節全置換術(TKA)」と、部分的に入れ替える「人工膝関節単顆置換術(UKA)」、脛の骨の一部を切ってO脚を矯正する「高位脛骨骨切り術(HTO)」の三つがある。それぞれに適する病態や期待される効果の程度が異なるため、最適な手術法を選択できるかどうかが重要になる。

 膝関節の全部を人工関節に入れ替えるTKAは、変形が強く、痛みが強い場合に適している。痛みをとる効果が最も高いが、可動域は狭くなり、正座ができないことも多い。人工関節自体の耐用年数が20~30年のため、60歳以上が実施の目安だ。

 日本人に多いO脚タイプは、膝関節の内側だけが傷みやすい。最近では悪い側だけを部分的に置換するUKAを積極的に実施する病院が増えている。

 全国でも有数のUKA件数を誇る、高槻病院の平中崇文医師は次のように話す。

「UKAは正常な部分の関節軟骨と靱帯をすべて残せるため、術後もひざがよく曲がるのが利点。からだへの負担が小さく、術後の回復も早いです」


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