しかし、野手では今シーズンからBC・新潟に加入することになったホルヘ・マルティネスが、2018年に19試合に出場して2本塁打を放ったのが目立つ程度となっている。外国人野手で育成初の成功例となるかは、モタにかかっているわけだ。

 現時点における巨人の外国人選手を見ると、野手はジェラルド・パーラとモタのふたり。投手はメルセデスとエンジェル・サンチェス、チアゴ・ビエイラ、ルビー・デラロサの4人だ。

 この6人で4つの外国人枠を争うことになるわけだが、現在メルセデスは故障で出遅れている。オープン戦で結果を残し続ければ、モタの開幕一軍は現実味を帯びてくる。

 はたして、モタは巨人の背番号『44』として、また初の育成契約出身の外国人野手として目覚ましい結果を残すことができるだろうか。ジンクスを吹き飛ばす活躍に期待したい。