■ルール(5) 誰かに幸せにしてもらおうと思わない

 カウンセリングに来られる方が、「誰も私を大切にしてくれない」とおっしゃることがあります。どちらかと言うと、大人は大切にしてもらうよりも大切にする側。仕事や家事を頑張っても、当たり前という評価になりがちです。

 誰かに幸せにしてもらおうと期待すると、ストレスがたまります。だから、おいしいものを食べてもいい、スポーツをしてもいい、自分の好きなことをして自分を幸せにしましょう。私の友人に、どんなに大変なことがあっても前向きな人がいます。その人は「いつも目の前に、楽しみを用意しておく。次の休みの予定を考えるのが楽しい」と言います。自分の面倒は自分でみると決めると、ずっと生きやすくなるなと思うのです。

(取材・文/スローマリッジ取材班・大橋史子)