読書を楽しもう!※写真はイメージです(Getty Images)
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日本国内だけで累計900万部、韓国、中国、タイなど、世界では3000万部以上も読まれているオールカラーの科学マンガ
日本国内だけで累計900万部、韓国、中国、タイなど、世界では3000万部以上も読まれているオールカラーの科学マンガ

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府の要請で2日から全国の学校で臨時休校が始まった。休校により自宅で待機をしている児童のために、出版社が漫画誌などを無料で公開する動きが広がっている。

 集英社は2日から2020年1月号から13号分の「週刊少年ジャンプ」のデジタル版を漫画配信アプリ「少年ジャンプ+」と電子書店「ゼブラック」で公開することを決めた。小学館は「月刊コロコロコミック」などを電子漫画ストア「小学館eコミックストア」で配信する。朝日新聞出版は累計900万部を突破している人気シリーズ「科学漫画サバイバル」シリーズと科学まんがシリーズ「バトル・ブレイブス」をコミックサイト「ソノラマプラス」(http://sonorama.asahi.com/)で無料公開する。第一弾は3月3日から10日までの期間限定で、その後も順次作品が無料で公開される。

 無料公開を決めた朝日新聞出版の橋田真琴生活・文化編集部長は「子どもたちにとって行動が制限されてしまうこの1カ月は、我慢を強いられることが多い期間だと思います。ただ読書している間は、思いっきりのびのびと心を動かして楽しんで欲しい」とコメントしている。

 また、休校中の子供たちの学習を支援しようとする動きもある。学研ホールディングスは、子どもたちの家庭学習への不安解消と学力維持のために「Gakken家庭学習応援サイト」を2日に立ち上げ、学習コンテンツを無料公開した。通信制高校「N高等学校」(N高)は、オンライン学習アプリ「N予備校」を1日から無料で開放。N高のオンライン授業を無料で受講できる。

(AERA dot.編集部)