鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
オリエンタルラジオの中田敦彦 (c)朝日新聞社
オリエンタルラジオの中田敦彦 (c)朝日新聞社

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回のテーマは「芸能人のYouTube」。

【写真】芸人YouTuberとして人気を集めるオリラジ・中田敦彦

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 芸能人がYouTubeに参加しまくる2020年。まだまだ増えるだろうし、これだけ増えれば淘汰もされていくと思うが、ビッグヒットコンテンツも必ずや登場するだろう。

 先日、オリエンタルラジオの中田敦彦君、あっちゃんと久々に飲んだ。タカアンドトシのタカとあっちゃんは仲が良く、以前は僕も年に数度は一緒に飲む機会があった。

 正直、2年ほど前に会った時は、なんか緊張感があった。本人は意識してないだろうが、ピリピリしていたのではないだろうか?

 現在、あっちゃんはYouTubeでかなりのヒットを飛ばしている数少ない芸能人の一人である。

 元々はタカトシのタカとダイノジの大地君(エアギターで世界一になった、僕と同じ年のおじさん)と新年会をやることになり、タカと「久々に会いたい人とか誘わない?」という話になり、タカが声を掛けたら、「行きます」とのことだった。

 僕とタカと大地君で先に飲んでいると、仕事終わりのあっちゃんが部屋に入ってきた。扉がガラガラと開き、あっちゃんは「ご無沙汰してます」と言った。その目は、とてもとても落ち着いていた。優しくなっていた。

 あっちゃん、今、テレビ番組のレギュラー出演はほぼほぼなくし、完全にYouTubeやネットに的を絞った感じだった。もちろん、相方の藤森ともちゃんと話し合っている感じがしたし、なにより藤森のことを「すごい」と褒めていた。

 週に数回撮影しているらしく、ということは、あのYouTube大学の中身を毎日作っていかないといけない。それは確かに、テレビ番組のロケとかに行ってたら1日がかりになってしまうし、あの中身を作っていけなくなる。だから「覚悟を決めた」のだと思う。

 オリエンタルラジオってすごいんですよね。武勇伝で売れて、チャラ男で藤森が売れて、「PERFECT HUMAN」でアーティストとして売れて、今度はあっちゃんがYouTuberとして売れている。何度形を変えて売れるんだ。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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