スカウトもガッツポーズ! 球団別・ドラフトの“当たり年”はいつだ?【セ・リーグ編】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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スカウトもガッツポーズ! 球団別・ドラフトの“当たり年”はいつだ?【セ・リーグ編】

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西尾典文dot.
巨人の主軸になったドラ1の岡本和真 (c)朝日新聞社

巨人の主軸になったドラ1の岡本和真 (c)朝日新聞社

■阪神:2013年
・主な指名選手:岩貞祐太(1位)、梅野隆太郎(4位)、岩崎優(6位)

 本来なら藤浪晋太郎(1位)、北條史也(2位)の高校卒二人が揃う2012年と言いたいところだが、現在の藤浪の停滞ぶりと、もうひとつ殻を破り切れない北條の現状を見ると、翌年の2013年の方が成功しているように見える。岩貞は大瀬良大地(九州共立大→広島1位)、柿田裕太(日本生命→DeNA1位)を外して三度目の入札での1位指名だったが、2016年には二桁勝利をマーク。昨年は2勝に終わったが、貴重な左の先発候補として期待は大きい。

 岩崎も4年目から中継ぎに定着。昨年は48試合に登板して防御率1.01と見事な成績を残した。そして最大のヒットは4位の梅野だ。正直この順位で指名できたのはラッキーだと感じていたが、期待通りに順調に成長。今や不動の正捕手となっている。ただDeNAと同じく高校卒の大ヒットが見当たらないのは課題。昨年のドラフトで指名した5人の高校卒選手に期待したい。

■広島:2013年
・主な指名選手:大瀬良大地(1位)、九里亜蓮(2位)、田中広輔(3位)

 2011年の野村祐輔(1位)、菊池涼介(2位)も大きかったが、最大の成功となるとやはり2013年になるだろう。まず大きかったのはこの年の一番人気である大瀬良だ。逆指名制度の導入以降、ずっと苦しいドラフトが続き、目玉の選手を獲得できたという意味では1999年1位の河内貴哉以来となる。

 大瀬良はその期待に応えてエースへと成長。2位の九里もローテーション入りを果たし、3位の田中は昨年故障で苦しんだものの不動の1番、ショートとなってリーグ三連覇に大きく貢献した。中崎翔太(2010年6位)や鈴木誠也(2012年2位)のように無名の高校生を鍛えて戦力にするというのが広島の持ち味と言われているが、やはり野村や大瀬良のように大物選手をある程度指名しないとチームは強くならないというのを感じさせる指名だったと言えるだろう。


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