いまだ行き先決まらぬ鳥谷敬、中日は本当に手を出すべきなのか? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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いまだ行き先決まらぬ鳥谷敬、中日は本当に手を出すべきなのか?

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西尾典文dot.
中日は鳥谷敬を獲得すべきなのか (c)朝日新聞社

中日は鳥谷敬を獲得すべきなのか (c)朝日新聞社

 昨年阪神を退団し、いまだにその去就が決まらない鳥谷敬。しかしながら、一部報道では、ここへ来て中日が獲得に乗り出していると伝えられた。中日に鳥谷の活躍の場はあるのか、また鳥谷は中日にマッチするのか、現有戦力などから検証してみたいと思う。

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 まず、中日のショートは京田陽太が不動のレギュラーの座にある。昨シーズンも開幕スタメンこそ外れたものの、チーム3位となる140試合に出場している。特筆すべきはその守備力。記者投票によって選出されるゴールデングラブ賞の受賞こそ逃したものの、ショートでの刺殺数、補殺数、守備率はいずれもリーグトップの数字をマークしている。

 フットワークを生かした守備範囲の広さと安定したスローイングはセ・リーグでも随一と言えるだろう。気になるのはこの3年間でヒット数、盗塁数が徐々に減少している点だが、これは2番を打つ機会が多くなってバント数が増えた影響とも言える。打撃の確実性には確かに課題は残るものの、今年で26歳という年齢を考えてもまだまだ成長の可能性は高い。

 この京田を差し置いて鳥谷がスタメンで起用されるというのは誰が見ても考えにくい。球団としても獲得するのであれば、まず内野のバックアップとして考えているというのが現実的である。そこで他の内野陣を見てみると、サードは高橋周平、セカンドは阿部寿樹が昨年ブレイクを果たした。まだレギュラーとなって実質1年ということを考えると、確かに不安はあると言える。

 ただ、控えの一番手には堂上直倫がいる。内野の全ポジションを守ることができ、その堅実な守備には定評がある。打つ方も昨年は打率こそ2割台前半に終わったものの、チーム3位となる12本塁打を放った。チームが思い描いていた成長は見せていないものの、内野の控えとしては十分な存在感を示していると言える。

 ただ、それ以外の選手となると一気に格が落ちてくる。昨年はビシエド、阿部、高橋、京田、堂上以外で内野のスタメンで出場したのは福田永将、三ツ俣大樹、溝脇隼人、亀澤恭平という顔ぶれであり、亀澤は既に退団している。二軍を見ても期待の根尾昂は外野手での起用が現実的になってきており、他に有望な若手内野手となるとドラフト1位で入団した石川昂弥くらいしか見当たらないのが現状である。


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