■中日 『歩』

 就任1年目となった与田剛監督のもと、Aクラス入りまであと一歩の戦いを続けたが、結果は7年連続Bクラスとなる5位となった。順位的には不満だが、チーム打率.263はリーグトップ、チーム防御率3.72はリーグ3位で失策数は12球団最少。大野雄大が復活し、高橋周平が覚醒。その他の若手の台頭もあり、チームとして確かな進歩を遂げたシーズンだった。

■ヤクルト 『壊』

 昨季の2位から今季は2年ぶりの最下位に逆戻り。高卒2年目の村上宗隆がブレイクするなど打線は相変わらずの破壊力を維持したが、先発投手陣が崩壊。5月中旬からセ・リーグワーストタイとなる16連敗を喫すると、そこから浮上することはなく、チーム防御率4.78はリーグワーストの壊滅状態だった。小川淳司監督の辞任も仕方なかった。