■新しい浅沼晋太郎のキャッチフレーズ

歌広場:僕、常にイケメンのキャッチコピーを考えているんですけれども、「顔面が天才」があまりにもキャッチーすぎてあれは超えられないんですよ。でも、浅沼さんが今度出される写真集を見させていただいたりして、新しいキャッチフレーズを考えてみたんです。ベタで申し訳ないですけど「日本一モデルと間違えられる声優」ってどうですか。初めて浅沼さんを見た人は「この人俳優……いや、モデルかな?」と思うんじゃないかと思って。

浅沼:間違えられますかね、僕?流石にそれは誇大広告だって怒られますよ(笑)。写真集のコンセプトとして、その世界観の中で役を演じているような感じで撮影したから、それっぽい表情にはなってると思うんですけど。

歌広場:ほかにもいくつかあって……。写真に添えられるキャッチフレーズという前提で「声がいいクセして」とか「写真なのに声が聴こえる」とか。浅沼さんの名前に引っ掛けて「深いから気を付けて」も個人的に気に入ってます。そして写真だけではわからない声優さんとしての魅力をアピールするという意味で「今すぐイヤホンしたくなる男」。

浅沼:嬉しいですね、自分のことだと思うと恥ずかしいですけど(笑)。個人的に「深いから気を付けて」って面白いです。

歌広場:写真集のPRに使ってもらえたらと思って、勝手にいろいろ考えてきました。

浅沼:写真集は映画をコンセプトに作ったものだから、広告も映画の広告みたいに作れないかと提案して。ポスターの隅っこに「ラストは涙が止まりませんでした。 誰々」みたいに書いてある広告あるじゃないですか。歌広場さんが作ってくださった素敵なキャッチフレーズ、ぜひ使わせていただきます。

(取材・文/古知屋ジュン)

浅沼晋太郎(あさぬま・しんたろう)/1976年、岩手県生まれ。多摩美術大学卒業後、脚本家・演出家・俳優・コピーライターとして活動。2006年『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』ソゴル・キョウ役をきっかけに声優として活動を始める。『あんさんぶるスターズ!』(月永レオ役)『A3!』(茅ヶ崎至役)など多数出演。音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』碧棺左馬刻 役。1st写真集『POPCORN』が2020年1月10日、インディペンデントワークスより発売。

●歌広場淳(うたひろば・じゅん)/ 1985年、千葉県生まれ。ゴールデンボンバーのエアーベーシスト。日本大学芸術学部在学中にゴールデンボンバーのライブを偶然見て、ホームページのベーシスト募集に応募する。「めざましテレビ」 (フジテレビ)のコーナー「歌広場淳のイケメン手帳」担当。大のゲームフリークとして知られ格闘ゲーム専門のバラエティ番組「格ゲー喫茶ハメじゅん」(TOKYO MX)出演中。バンドとしては12月28日にアルバム「もう紅白に出してくれない」をリリース。