誰がリード? 篠田麻里子、前田敦子、川栄李奈(左から)(C)朝日新聞社
誰がリード? 篠田麻里子、前田敦子、川栄李奈(左から)(C)朝日新聞社

 12月8日で結成から14年周年を迎えたAKB48。さすがにかつてほどの人気や影響力の衰えは否めなく、アイドルグループ業界全体を見てもブームはずいぶんと落ち着いたようだ。こうしたなか、卒業メンバーの“セカンドキャリア”が話題にのぼることも多くなってきた。

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 AKB48卒業生たちの多くは単独で仕事を続けたり、はたまた結婚という道を選ぶ。今年は絶対的センターの前田敦子(28)や、卒業後も順調なキャリアを重ねてきた川栄李奈(24)、そして6期生の高樹亜紀(28)が相次いで出産。今秋には篠田麻里子(33)と森川彩香(23)がそれぞれ妊娠を発表し、話題となった。卒業後、女優やモデル、ユーチューバーなどさまざまなキャリアを送ってきた彼女たちだが、結婚・妊娠・出産を経てどんな活躍を見せてくれるだろうか。

「まず、ママタレとしての活躍という道筋はあると思います。女優や歌手とはまた違った角度の仕事となり、老若男女に平均的に好かれるキャラ作りやPR力など新たなスキルが求められる分野です。元アイドルでいえば、里田まいや辻希美、後藤真希などのハロプロ勢がママタレとして認知されてきましたが、ここに元AKB勢が加わることになりますね」(PR会社スタッフ)

 とはいえ、出産後にタレントとして順調に復帰できるのは前田と川栄くらいと断言する声もある。

「まずは大手事務所所属であること。これが一番強い。その上で各個人のスキルもありますが、前田も川栄も夫は役者として大きなドラマで良い役を演じてきた経験もある。うまく分業して、早々に復帰を考えているでしょうね。逆に言うとそれ以外の元メンバーは、これまでグループで認知されていたようなレベルでの活動は難しいのではないか」(芸能事務所関係者)

 一方で情報バラエティの制作スタッフはママタレの成功条件をこう語る。

「簡単に言えば、主語が“私”になっちゃう人はママタレとして活動するのは難しい。女優、とくに主役を張るような人はいかに自分の個性を表現できるかが求められますが、ママタレは自分と家族の関係性をどう一般の方に見せるがポイントになります。つまり、夫や子供との関係性のなかで、自分がどう立ち回っているのかを見せなくてはいけない。そうしないと女性視聴者から受け入れらないのです。北斗晶さんやギャル曽根さんなどは、夫との関係性の中でのうまく自分を見せていますよね。元AKB48でいえば、主役も脇役もこなしつつ、バラエティでも手腕を発揮していた川栄さんのほうが圧倒的に向いているでしょうね」

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