■1位:ビヤヌエバ(巨人)

 5年ぶりにセ・リーグを制した巨人だが、新戦力に関して言えばクローザーの役割を果たせなかったクックや、日本人選手でも中島宏之、岩隈久志の元WBC選手2人など、期待を裏切った選手が多かった。

 ビヤヌエバは18年にパドレスで20本塁打をマークし、シーズン中にはナ・リーグの月間最優秀新人選手に選出されるなど、MLBでも期待の選手だった。2億2000万円という高年俸からも球団の期待度がうかがえたが、打撃不振に外国人枠の関係もあり、開幕一軍を逃した。

 一軍昇格後はクリーンアップを任された時期もあったが6、7番での起用に序列が下がると、スタメン落ちの試合も増えた。8月11日の試合を最後に登録抹消され、2割台前半の打率でそのままシーズンを終えた。

 シーズン終了後に自由契約となったが、プレミア12ではメキシコ代表の4番打者として出場。右手負傷で途中離脱も、活躍が認められてオフには日本ハムと来季契約を結んだが、来年こそは飛躍できるか。