「テラスハウス」の面々たち (C)朝日新聞社
「テラスハウス」の面々たち (C)朝日新聞社

 2012年から放送を続けている恋愛リアリティ番組「テラスハウス」。見ず知らずの男女6人が豪華なシェアハウスで共同生活を送るさまを記録する人気番組で、最新シーズンはNetflixとフジテレビオンデマンド(FOD)にて「TOKYO 2019-2020」が配信中だ。現在、スタートメンバーが続々と卒業し、代わりのメンバーが入居。新たな展開を見せている。

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 20話放送終了時点ではモデル・女優を務めるオープニングメンバーの奥山春香(24)がいよいよ卒業を匂わせ始める一方で、新メンバーたちの間でもギスギスとした雰囲気が漂い始め、「テラハ」らしい展開にファンの間でも盛り上がりをみせてきた。ただし、ここまで視聴してきたファンの間では、テラハ参加者を見守るYOUや南海キャンディーズの山里亮太などへも不満が募ってきていたところだ。

「もともと予兆はありましたが、特に今回の『TOKYO 2019-2020』はいつになくマンネリ気味です。ヘンテコな出演者は相変わらずいるものの、恋愛や喧嘩などの“リアル”なイベントが少なく、スタジオで彼らを見守る芸能人たちのコメントも鋭さがなくなってきていました。特に恋愛に一家言ある徳井義実さんや、一番出演者たちに近い年齢のトリンドル玲奈さんなどに対しては、不満の声がよくきかれていました。最近メンバーが入れ替わって、ちょっとしたマウントの取り合いが始まってきたことでやっと徳井さんのコメントも力が入ってきたのですが、例の申告漏れ騒動で降板になってしまった。残念ですね」(テレビ情報誌の編集者)

 番組開始当初の6~7年前は、リアリティ番組が珍しかったため大ブームとなり、サウンドトラックなど関連グッズも売れに売れていた。また、出演者たちが卒業しても“卒業生”としてPRイベントなどにも引っ張りだこ状態だった。しかし、影響力は年々、小さくなっているようだ。

「『テラスハウス』に無名のモデルや女優が出演するのには、それなりに知名度が得られ、ファンが増えるという期待があるからです。番組が地上波で放送されて大ブームだった頃はそれなりに恩恵もありましたが、今ではそれがまったくない。例えば、AKB48グループのメンバーだったのに番組に参加した北原里英は当時、シェアハウスから仕事場に通うなど多忙を極めて疲労困憊していましたが、その後は目立った活躍ができていませんよね。テラハ卒業生で人気となったモデルの今井華は一時期、卒業生であることを売りにして頻繁にPRイベントなどに出ていましたが、最近はめっきり出演が減っています。『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』で、『実はテラハには出たくなかった』といった発言もしており、その呪縛から逃れられずにいるようです。テラハに出ていたことで、知名度があがり今も活躍できているのは今の所、グラドルとしても需要がある女優の筧美和子くらいじゃないでしょうか」(芸能プロダクション関係者)

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海外に放映権に期待も